2016年6月6日月曜日

はじめに

エレクトロニック・データ・キャプチャーというシステムは、臨床試験や臨床研究で利用される電子カルテのようなものです。

臨床では、診察やアナムネや画像や血液データなどなどが記録できる電子カルテが利用されていますが、臨床試験や臨床研究では、研究に必要なメタデータだけを収集すれば良いので、研究デザインに合わせたデータ収集が行えるEDCが利用されます。

EDCには、秀逸なオープンソースである「OpenClinica」が公開されています。

OpenClinica


2005年にファースト・リリースされていらい、世界で76000ダウンロードの実績を誇る臨床試験向けソフトウェアです。オープンソースも公開されており、EDCの中で医療技術開発分野をリードしています。

本ブログでは、このOpen Clinicaの使い方を通じて、EDCに利用されている技術や使い方、さらなる機能の研究などをご紹介したいと思います。

それでは、さっそく始めていきましょう。

  1. OpenClinicaを使ってみよう!(ホームページのインターフェースを中心に)
  2. OpenClinicaを使ってみよう!(自分だけのOpenClinicaを立ち上げよう。)
  3. スタディをセットアップしよう!
  4. ユーザーとロール(役割)を設定しよう!
  5. 被験者マトリクスを作ろう!
  6. 被験者を設定しよう!(ランダマイズを含めて)
  7. CRFを設計しよう!
  8. イベントのスケジュールを組もう!
  9. モニタリングしよう!(SDV編)
  10. モニタリングしよう!(監査証跡編)
  11. テストデータを使ってCDISCデータを抽出!
  12. OpenClinicaからDICOM画像を参照しよう!
  13. OpenClinicaを開発しよう(開発環境を整える)!
  14. プラグインを開発しよう!